昨年からの冷水塊。この状態はトローリングには厳しい状況だ。
私は雑誌に多くのコラムや、また個人的なブログも書いているが、
当然にトローリングは少なくなる。
このブログも、半年も更新がないままだ。
八丈島の漁師達と、引き縄漁に出ることがある。しかし、大概は南に遠く走るので、
この場合情報として出しても、禁漁区なので問題が多い。
ただ、大型のブルーーマーリンを狙うのは、水温が25度を超え、しかも底冷えのない
安定した時期。当然に7月頃から10月までだが、今年も6月で21度台。
更に底は、おっそろしく冷たい。
あの釣り堀のようなパヤオが、この状態では小魚一匹いないのだ。
先日、島に在住の漫画家、たかまつやよいちゃんが、
「パパ~~、漫画のネタで魚釣りおせ~て」とやってきた。
彼女は、中々キャラクター豊かな漫画を描き、その登場人物をさまざまで面白い。
この日は、トローリングだが、何しろパヤオは難しいが、キャスティングゲームで
ハガツオが釣れるので、これを狙うことにした。
ほんに、ライトジギングなので、相手は7~8キロサイズ。ジギングロッドで十分だ。
ただ、トローリングで釣れなければ、悲しい結果なので、抑えにエサ釣りを。
彼女の愛犬「なみ平」(実は女の子)を我が家の女房殿に預け、
それらの道具を積み込んで、救命具やらジャケットを着込んで船に乗り込む。
「ワ~、漁船だ~、意外とオッキイですね~。ルンルン」
私のガイドで、八丈小島から小岩戸沖に向かうことにする。
しかし、トローリングどころか陸の釣りさえ初心者。船酔いするのか?しないのか?
それすら定かではない。
でも、お菓子だ、パンだ、と買いこんでまるでピクニック。
まずは八丈j小島でエサ釣り。あいては5~6キロのメダイ。
「はい、あ~やって。こ~やって、このスイッチを入れて(電動リール)、こうやると、リールが勝手に巻いて、そうスイッチ押すだけ。自然に魚をあげてくれます」
「ワ~、電気ガマみたい」
そして、私の言うとおりにやると、まあ、立派なメダイが。
2匹も釣ったところで、さっそくトローリング。
幸先が良いので、トローリングもすぐに釣れるという錯覚?。
小岩戸では予定通りのハガツオが、バンバン釣れるはずが。
「パパ~、釣れないですね」
「そうです、甘くはないです。 いつまでも、あるとおもうな、親と魚、・・・・・です」
そして待望のヒット。
「はい、一人でやって。そうそう、竿を立てるときはゆっくりと、
竿を下げて、リールを巻くときは素早く」
ドラッグ音が鳴ると
「わ~、ジタバタジタバタ」「だから、あわてないで」
そして、何とか釣ったのは、ハガツオではなく13キロのヒラマサでした。
弥生チャン良かったね~。
そしてわが家にかえり、仕事が終了、ようやく解放のはずが、
「パパ~、この魚捌いて」
なかなか、解放してくれないやよいちゃんでした。